ハロウィンまであと1週間ほどですね。
今の時期、100均に行けば入り口は満艦飾のハロウィングッズ
コンビニでは「クリスマスケーキのご予約はこちら」
近くのスーパーでは「おせちのご用意は早めがオトク」
総出かよ…
さて、昨日の続きを書いてみたいと思います。
みなさんも
「字面を追って読んだは読んだ。けど、なかみは全然入っていない!」
状態って経験ありませんか?
学生時代、
体育の後とか5時間目だとか
目を開けながら寝ている状態
ご経験されたことは絶対ありますね?
実は子どもたちが「真面目に」勉強している場面でも
その状態ってときに起こっています。
どういうことかというと、
考えずに手や目の反応だけで
問題を解いている状態です。
もちろん簡単な作業チックなドリルでは
これで済む場合もありますが、
こんご教育改革では
こういったパターン化されてそれほど考えずにすむ問題は
ぐんと減っていきます。
わかりやすい例をあげてみましょう。
「会議におくれないように、すぐ出発してください」
こちらを英訳する問題がでたとします。
問題には「so that 」を使うように指示が出ています。
この英訳ですと、二つタイプのお子さんがひっかかります。
まず、真面目な仮にAちゃんとしましょう。
Aちゃんは、習った通りに一生懸命「so that =するために」と
呪文のように唱えて覚えてきました。
でも
設問ではso that を使うように指示が出ているにも拘わらず
日本語を見てもどこにも「するために」って出ていません。
Aちゃんは、「ムリ!わからん!」ってなって
結局分かるところだけ英訳して提出します。
たとえば、
Leave home soon.
みたいな。
つぎに深く考えることの苦手なBくん。
問題は表面だけをみて、感覚でパッパと行きがちです。
so that はなんとかわかったとして文を作ります。
やった!できた!
そしてできた文章が
Please leave soon so that I can be in time for the meeting.
「私が会議に間に合うように、すぐに(あなたが)出発してください。」
えっ?えっ?これどんなシチュエーションやねんよ?
という謎文をつくってこちらを迷宮にいざないます。
どちらのお子さんも間違いの根は同じです。
Aちゃんは日本語→英語を丸暗記で、考えようとしていません。
Bくんはやはり文章の表面だけをなぞって、考えていません。
どちらも中上位層で、
今のところ
学校ではそこそこの点数はとれていると思います。
ただ、二人に共通しているのは
「会議に遅れないように、すぐ出発してください。」
この文を本当の意味で読めていない、ということです。
読んでいるのは字だけなのです。
文章の立体映像が頭に浮かんでいません。
これを出来るようにしていくために
教室では
取り組みを始めていますが、
ご家庭でできることは
やはり一つの事柄(例えば学校のできごと)を
おうちの方がじっくりと聞いてあげて
アウトプットさせ
お子さんの頭の中で
1、思い→→→言葉
2、言葉→→→立体映像
に変換するように聞いてあげたらいいのでは、と思います。
次回、
例をあげたいと思います。
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