(スーパーで売ってる豆苗って、根っこを水に浸しとくとすぐまた伸びてくるのご存知でした?こちらは娘のマンションの豆苗です。後ろには宝塚スカイステージ、轟さんが映ってますね。英語となんも関係ないですね、ハイ)
レッスンを受けに高校生の方が来られました。
とても英語が得意な生徒さんでしたが
高校に進学されてほぼ一年がたち
じゃっかん、じゃっかん、わからないところが出てきたからと
再びお見えになりました。
高校では英語は
コミュニケーション英語と(コミュ英)
英語表現(英表)の時間に分かれます。
「コミュ英」で長文やコミュニケーション、
「英表」で文法や英作文をやるのですが
ボチボチ彼の話を聞いてみると
「高校ってあんまりきちんと文法やらないじゃないですかぁ」
「中学と違って、細かいこと教えてもらえずに、こんな感じや、わかるやろ?って進んでいくじゃないですかぁ。」
「やってても、これ、何かなぁ?っていうわかんないとこ、ボチボチあるんですよぉ」
などと聞こえてきました。
なんでも
ALTの先生と日本人の先生が二人組で授業をしてくれるそうですが
ALTの文法の説明が分かりづらく
日本人の先生からもあまりしっかり説明がなく
「こんな感じ、こんな感覚、こんなフィーリング」
で進んでいくそうです。
細かな詰め込み教育は良くないとされて、
英語は英語のまま理解するようにという
教育改革の理念はそりゃそりゃ素晴らしい。
おそらく9歳くらいまでの子どもになら可能だろうし
そして大きくなっても絵本レベルの英語なら可能かもしれませんが
いや~
高校生で
大学受験で使える英語力まで鍛えようとするなら
ムリですゎ(-_-)
絵にかいた餅のようなことに思えます。
少なくとも私には
文法なしで多くの子をそんなレベルにまで引き上げる力はとてもありません。
(多くの英語教師も一緒じゃないかな。)
私自身
英検1級を受けた時には
まだまだ「感覚イングリッシュ」でした。
もともと
英会話から始まって、その延長でたどり着いた1級だったので
しっかりした文法の土台はなかったんですよねぇ。
そのせいか最後の最後で
「なんか、ここよくわからん!」
ってところがあり、
長文はどれだけ読み込んでも8割しかとれなかったし、繰り返し読むせいで時間はかかるし…(ㆀ˘・з・˘)
そのあとスタディサプリに出会い
文法を1からやり直して
衝撃を受けまして。。。
そりゃ言葉という非常にファジーなものですから
最後の最後には理解できない、論理でカタのつかないところはあるのでしょうが、
少なくとも大学受験や英検に
そんなものは出てこない、出てきてなかったんや!
と、すごい衝撃を受けたんです。
すべて
論理で割り切れる
文法で説明がつく
こんな明瞭なわかりやすいものだったんだと知り、
以降
長文を読むのに本当にストレスを感じなくなりました。
英語を英語のまま読むという理想の下で
現実の授業が文法をないがしろにするものであるなら
子どもたちはほんっと、いい迷惑だよなぁ
と思った夜でした。
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